
「志望動機 例文」と検索してしまう理由
このサイトを作った理由は「志望動機」を考えるのが心底馬鹿馬鹿しいと感じているからだ。
ほとんどの転職希望者が大した志もないはずだし、シンプルに今より素晴らしい環境で働きたいと考えているだけだろう。そもそも、心底やりたい仕事や入りたい会社がある人間は「志望動機 例文」などと検索するわけがない。
しかし企業の人事は僕らに”高尚”な理由を求める。
おかしいとは思いつつも、彼らの望む求職者を演じられなければ入社できない。そしてその最初の難関が履歴書に記載する「志望動機」だ。
僕はいわゆるFラン卒の社会人で、資格もまともに持っていないが、とにかく書類審査で落ちることがほぼない。(大企業に応募したことはない)得意すぎて他人の履歴書の志望動機の作成を頼まれていたくらいだ。
なんとなく興味を持った会社に応募→書類審査通る→面接の機会をとりつける
これを好きなだけ繰り返し、会社と会社を比較し、一時面接でイマイチと感じればすぐ二次面接の予定をキャンセル(企業からすると超迷惑だが気にしてはいけない)。
このループを当たり前にできるようになると転職活動が物凄く楽になる。逆に言うと、できなければいつまでも「自分の何が悪かったのだろう・・」「私の学歴や職務経歴書が悪いのだろうか・・・」などと悩み続ける。
はっきり言おう、応募資格に提示された資格を持っていないだとか、学歴を満たしていないだとか、最低ラインを外していない限り、志望動機で落とされている。
仕事柄様々な会社の人事と話す機会があったが、志望動機に魅力を感じれば年齢が高くとも考慮する採用担当もたくさんいた。
しかし、ほとんどの求職者は書類選考が通ったところで面接の内容によっては自ら辞退もするわけだし、結局何社も何社も受けることになる。
いくら志望動機が重要だと言っても毎回毎回その企業オリジナルの志望動機をひねりだして書くなんて、日本人は本当に真面目すぎる。
それが限界に達した者が「志望動機 例文」「志望動機 書き出し」などと検索するのだ。
「一から考えてられるか!!」
その意気だ。いやその域だ。
どうせ面接で落ちるって。どうせブラックだって。
気軽に応募して、書類選考が通ってから真剣に考えよう。つまり、「志望動機 例文」と検索する人間は賢いと思う。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
ビスマルク大先生の言う通り、うまくいった連中の内容から学ぼうとするのは賢い行為だ。成功するのに時間がかかる人間に限って、いつまでも自分のやり方と経験にこだわるものだ。
僕の志望動機には型がある
志望動機というものは、毎回一から全てを書くべきではない。
自分なりの「型」ができていれば多少変更するだけで割と自在に使えるものだ。以下の例をみてほしい
今後は、さらにIT知識を身に付け、社内のIT環境整備やサポートに携わりたいという思いが強く、ゆくゆくは業務がより効率化されるようなシステムの導入にもチャレンジしてみたいです。
●大事なこと
①最初の書き出しは「~なので志望致しました。」
→「~に挑戦したいので」のような文言は使いやすい
②未経験職種であれば、少しでも志望職種に近づける経験談
→どんな些細なことでもいい。たとえば↑なら業務マニュアルを作ったことがある、等。なにかを勉強しています!でも十分好印象
③最後は必ず「~をしてみたい」「~になりたい」
→採用担当は、どんな形で使える人材か?ウチで何をしたいと考えているか? これを最重要視しています。
これらの「型」は企業が変わろうが、職種が変わろうが、変える必要はありません。
僕の作った志望動機は全てこの型で生成されており、実際に自身が使ったものをベースに作っています。
みなさんもうまく利用して、志望動機ごときに時間をかけず、さっさと応募してさっさと通過して、面接で情熱を伝えましょう。